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  • Akito Sasakura

社労士独学受験の結果

お世話になっております。AWA CONSULTINGの笹倉です。

前回は、独学で社労士試験合格を目指す際の、おすすめ教材や勉強法を書かせていただきました。またいずれご紹介しようと思いますが、お金をかけずに社労士等の国家資格を得ることは、個人的にすごく良いことだと考えています。


実際の経費

私は2018年の12月頃から、2021年の8月までの3年弱を試験勉強に充ててきました。この間ざっくりですが、試験受験費用4万円、テキスト代3~4万円で直接的な経費は8万円弱ほどかかっていると思います。年間でいうと2万5千円~3万円くらいですね。

前回私がお伝えしたもののみなら、テキストは2万円もしないと思うので、最低限のレベルと比して約2倍量のテキストを買ったという認識です。そもそも私の受験時代は、現在の激推しである「過去問ランド」が、発展途上でありました。このサイトはまさに日進月歩で、私の受験中にサイト仕様や、問題解説の質がかなり向上しました。この点に関しては、現在の受験生が恵まれていると思います。


受験結果の推移

受験結果を報せてくれるはがきをあまり大事に保管していなかったので、詳細な点数は書けないのですが、結果の重要な要素は覚えています。

1年目(2019年):選択式=合格点、択一式=合格ラインに2点足りず

安全衛生法と一般常識で点を落とし不合格。自分としては、たった8か月勉強しただけでここまで来れるなら、絶対来年は受かるやん、と思い再受験を決意。


2年目(2020年):選択式=合格点、択一式=合格ラインに3点足りず

社会保険科目と一般常識で点を落とし不合格。

まさかの悪化。この年の選択式はすごく簡単だったので、「ここで決めなあかんかったのに・・・」と凹む。2年連続択一式が割れているので、根本的に理解が浅いんじゃないのか、という推論を立て、色々な切り口の問題にたくさん触れることを目指した、ご紹介した勉強法に取り組むことを決意。


3年目(2021年):選択式&択一式=共に合格点(両方ともあまり余裕はなく、ぴったりくらい)



正直合格発表の日まで、選択式の一般常識で落ちたと思っていました。(自分は学生時代からマークシートの塗り間違いが多く、やっても信用できないので自己採点をしていなかった)

択一式では過去2年間に比べ、満点科目は減り、その代わりすべての科目が7点以上取れた形での合格でした。得意科目を伸ばすより、苦手科目を克服する、という社労士試験で言われるセオリー通りかな、と思います。


客観的な分析

こうして見ると、選択式は毎年合格ラインを突破していることがわかります。これには2つの要因があると考えていて、

①ユーキャンのテキスト&問題集が選択式対策をかなり重視してくれていた。

②中小企業診断士試験の影響で、選択肢を絞る考え方が確立できていた。


①に関しては、前回の教材の話でも書きましたが、ユーキャンのテキストは丁寧で正統派です。もし「もう一度受験しろ」と言われたら、僕は真っ先にこれを買います。

②に関しては、実は2020年から同時並行で中小企業診断士の試験勉強にも取り組んでいます。この試験は1次試験で、実に7科目ものマークシートをやらされる(被害者面)ので、選択肢を絞るスキルが多面性を増していました。それに加え、時事的な統計等の問題も試験範囲になってくるので、結果的に『日本経済のざっくりとした流れ』はわかっている状態となっていました。


ただ、やっておいてなんですが、国家資格試験を並行して2つ受けるなんて常軌を逸しています。なので、実践的な手法としては、厚生労働省・経済産業省・総務省の白書の要旨を読んでおき、あとは直前予想問題集を読み込む、という形で十分だと思います。

予想問題集の使い方として、前回も書きましたが、模試的に実力を測ることの他に、予備校生らの時事問題対応力との差を埋める目的があります。これは解くだけでは身に付きません。解説を読みまくって、そのテーマが別の切り口で出された場合にも対応できるようになっておく必要があります。


次回からは実際の受験録を起こしていこうと思いますが、別のカテゴリーのブログも書いていくので、ペースとしては遅くなると思います。まあ、息抜き程度に期待せずにご覧いただければ幸いです。



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